物理学(小出昭一郎)

今回は、本の紹介です。

題 名:物理学

著 者:小出昭一郎

出版社:裳華房

出版年:1975年(初版)2009年(三訂版)

 

 

著者である小出氏は、物理学への理解が深いことは言うまでもありませんが、その聡明な知識を後世へ残すために尽力を尽くした事が感じ取れる名著です。

主に、大学1年次の学生に薦めたい一冊です。

内容は、古典力学流体力学、波動・光学、熱力学、電磁気学、現代物理学について浅く広くまとめられたモノになっています。

理工系の学生であれば、専攻分野を問わず物理学は触れると思うので、その時の参考図書にもってこいだと考えています。ここで小出氏の言葉を引用します。

「物理学はすべての自然科学の基礎であるから、できるだけ多数の人に学んで頂きたいのであるが、とくに物理学の好きな人でもない限り、あまり多くのことをつめこもうとしたら拒絶反応を示されるのも無理はない。その性格から考えても、やたら多く知るよりも、基礎的なことを確実に理解する努力することが、物理学の正しい勉強法であると思う」とこの本にあります。

このことから、小出氏はこの本の執筆にあたり専門書として機能する本ではなく、入門書として機能する本として生み出した事が伺えます。

数学的な知識を必要としますが、かなり丁寧に書かれた本なので是非本屋さんで見かけた際に手に取ってもらいたいと思う本です。

 

内容に関してはどの程度書いても平気なのかは少しわからないので、このへんで終わります。

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